今回から美瑛の丘にある珍しい高山植物たちを幾つかご紹介していきたいと思います。高山植物には一般的な日本庭園で見られる植物とはかなり異なるものであるようですので、その楽しみ方も異次元なものであるかもしれません。
新星館のロックガーデン一番の魅力
そこで、ご覧のコマクサですが、「高山植物の女王」とも呼ばれていて、その可憐な姿に好感を持つ人も多いようです。高山植物ですから普通は高い山に自生していると思いますが、美瑛の丘のロックガーデンに移植されて根付いている訳ですから、見た人はそれだけで大変な生命力を感じるでしょう。
苔岩とコマクサに注目!!
それから、コマクサというくらいですから最初の一年くらいは葉っぱだけ。つまり野草ですね。花が咲くには3年くらいかかるそうです。大変な努力ですよね。花を咲かせるまで3年もかけるんですから普通の花ではない事は間違いありません。
この写真のいち押しは苔岩からコマクサが花を咲かせているところ。なんでも風でタネが岩の付近まで飛んだようで、最初から岩に移植した訳ではないようです。
美瑛の丘を背景に撮影を楽しむのもおすすめ
このロックガーデン。実は例年と比較して今年は花が咲くのが遅いみたいです。水やりなどの手入れもかなりしているみたいですが、やはり植物たちも生き物。環境の変化に敏感に反応しているのでは。
また個人的な感想になりますが、美瑛の丘に高山植物を合わせるという発想(アイディア)は、そう簡単に出てくるものではないと思います。他にも新星館には見知らぬ花がいっぱい咲いているので、興味のある方は訪問して撮影するのもオススメです。
美瑛軟石で構成されているオリジナルガーデンは必見!!
でも、やっぱりロックガーデンです。ここらへんの美瑛の丘は美瑛軟石だと思いますが、太古の火山爆発で降り積もった火山灰が堆積して固まったものみたいで、この地域独特の岩石群からくるイメージなのかなーと思います。
とにかく新星館の館長が日本一の高山植物石庭園にしたいようなので、引き続き見守っていきたいと思います。 今後も撮影した写真をご覧になって楽しんでもらえたらうれしいです♪
(By旅ぴゅあ編集部)